明治17年創業、昭和初期の建築美を今に伝える蕎麦の名店
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『神田まつや』が創業したのは1884年(明治17年)。福島家の初代・市蔵氏が神田で創業し、福島家が二代にわたり続きました。関東大震災後、福島家から小高家に受け継がれ、初代・小高政吉が継承しました。現在の建物は、関東大震災後に新たに建て直されたもので、昭和初期の商家造りとなっています。
小高家二代目・賢次郎、三代目・登志とお店が受け継がれ、2019年より現在の店主である四代目・孝之さんが継いでいます。もともとは機械製麺でしたが、1963年より「手打ち」に切り替え、現在も打ちたて、茹でたての蕎麦にこだわって提供しています。
古くから受け継がれてきた『神田まつや』にはファンが多く、11時の開店前には蕎麦を心待ちにする方が行列をつくるほどです。そんな人気店の建物の特徴を見ていきましょう。