徳川11代将軍家斉の治世に創業し、現在へと続く
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『いせ源』が創業したのは、徳川11代将軍家斉の治世、1830年(天保元年)のことです。二代目の時に店舗を京橋三丁目付近から神田須田町(旧:神田連雀町)に移転。関東大震災で一度は店舗が全焼しましたが、1932年(昭和7年)に再建され、その後は現在の建物で営業を続けています。
建築以来、神田須田町の街並みを形作っています
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東京大空襲で奇跡的に空襲を免れたこの建物は、入母屋造りと2階欄干に施された菱形模様の彫りが特徴です。入口にある木製の看板も、建築当時から使用されています。看板には多くの穴があいていますが、これは貝による食痕で、飲食店として「より多くのお客様に召し上がっていただきたい」との想いが込められています。
建築当時から使用されている木製看板。貝による食痕の跡は商売繁盛の願いを込めて
